はじめに:キャッシュレス決済導入で迷うあなたへ
キャッシュレス決済を導入したいけれど、スクエア(Square) と エアペイ(Airペイ) のどちらを選べばよいか悩んでいませんか?
どちらも人気の決済サービスですが、料金体系や機能、導入スピードには大きな違いがあります。間違った選択をすると、無駄なコストがかかったり、必要な機能が使えなかったりする可能性があります。
この記事の結論を先にお伝えします:
- 導入スピード・入金の早さ重視 → スクエアがおすすめ
- 初期費用ゼロ・対応ブランド数重視 → エアペイがおすすめ
本記事では、実際の使用経験を踏まえて両サービスを16項目で徹底比較し、あなたの店舗に最適な決済端末を見つけるお手伝いをします。
<a id=”基本情報”></a>1. スクエアとエアペイの基本情報比較
基本スペック一覧表
項目 | スクエア(Square) | エアペイ(Airペイ) |
---|---|---|
運営会社 | Block, Inc.(旧Square, Inc.) | 株式会社エアペイ(リクルートグループ) |
サービス開始年 | 2013年(日本) | 2015年 |
初期費用 | 4,980円~ | 0円(キャンペーン中) |
月額費用 | 0円 | 0円 |
決済手数料 | 2.5%~3.25% | 0.99%~3.24% |
入金サイクル | 最短翌営業日 | 月3回~6回 |
対応端末 | iPhone・Android | iPhone・iPad |
審査期間 | 最短即日 | 約10日~1ヶ月 |
各サービスの特徴
スクエア(Square)の特徴
強み:
- 圧倒的な導入スピード:最短即日で利用開始可能
- 高速入金:みずほ銀行・三井住友銀行なら翌営業日入金
- Android対応:幅広い端末で利用可能
- 統合POS機能:無料で高機能なPOSレジが利用可能
弱み:
- 初期費用がかかる(4,980円~)
- QRコード決済の対応ブランドがやや少ない
エアペイ(Airペイ)の特徴
強み:
- 完全無料スタート:カードリーダー無料貸与中
- 業界最多クラスの対応ブランド:77種類(2025年3月現在)
- インバウンド対応:中国の銀聯カードやUnionQRに対応
- 手厚いサポート:電話・メールサポート充実
弱み:
- 入金サイクルが遅い(月3回~6回)
- iOS端末(iPhone・iPad)のみ対応
<a id=”料金比較”></a>2. 料金・手数料の詳細比較
初期費用比較
スクエア
- Squareリーダー:4,980円(税込)
- Squareスタンド:29,980円(税込)
- Squareターミナル:46,980円(税込)
- Squareレジスター:398,000円(税込)
エアペイ
- カードリーダー:0円(0円スタートキャンペーン中)
- 通常価格:20,167円(税込・送料込)
決済手数料詳細比較
決済方法 | スクエア | エアペイ |
---|---|---|
Visa・Mastercard | 2.5% | 3.24%(COIN+なら0.99%) |
JCB・AMEX・Diners | 3.25% | 3.24% |
QRコード決済 | 3.25% | 3.24% |
電子マネー | 3.25% | 3.24% |
タッチ決済 | 2.5%~3.25% | 3.24% |
手数料ディスカウントプログラム
スクエア
- 年間決済額3,000万円以上で個別交渉可能
- 新規申込み特典:年間3,000万円未満の事業者は一律2.5%
エアペイ
- 手数料ディスカウントプログラム:条件達成で2.48%に優遇
- COIN+決済:0.99%の業界最安水準
入金手数料・振込手数料
項目 | スクエア | エアペイ |
---|---|---|
入金手数料 | 0円 | 0円 |
最低入金額 | なし | なし |
入金サイクル | 翌営業日~週1回 | 月3回~月6回 |
<a id=”機能比較”></a>3. 決済ブランド・機能比較
対応決済ブランド数
クレジットカード
両サービス共通対応:
- Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、Discover
QRコード決済比較
ブランド | スクエア | エアペイ |
---|---|---|
PayPay | ✓ | ✓ |
d払い | ✓ | ✓ |
au PAY | ✓ | ✓ |
楽天ペイ | ✓ | ✓ |
メルペイ | ✓ | ✓ |
LINE Pay | ✓ | ✓ |
Alipay | ✓ | ✓ |
WeChat Pay | ✓ | ✓ |
銀聯QR(UnionQR) | ✗ | ✓ |
COIN+ | ✗ | ✓ |
電子マネー対応
両サービス共通対応:
- Suica、PASMO、manaca、SUGOCA、TOICA、nimoca、はやかけん、Kitaca
- iD、QUICPay、楽天Edy、WAON、nanaco
エアペイ独自対応:
- 銀聯カード(Union Pay)
POSレジ機能比較
スクエア:無料POS機能
- 売上管理:リアルタイム売上分析
- 在庫管理:商品登録・在庫追跡
- 顧客管理:顧客情報・購買履歴
- レポート機能:詳細な売上レポート
- スタッフ管理:権限設定・勤怠管理
エアペイ:連携POS
- Airレジ連携:無料POSレジアプリとの連携
- 売上データ同期:決済データの自動連携
- レシート印刷:Airレジ経由でのレシート発行
<a id=”導入比較”></a>4. 導入スピード・サポート比較
申込みから利用開始までの流れ
スクエア:最短即日利用開始
- 無料アカウント作成(5分)
- 本人確認・審査(最短即日)
- カードリーダー購入・設定(当日)
- 利用開始
エアペイ:約10日~1ヶ月
- Web申込み(10分)
- 書類審査(3~5営業日)
- 加盟店審査(各決済ブランドごと:5~30日)
- カードリーダー発送・設定(3~7日)
- 利用開始
審査の通りやすさ
スクエア
- 審査基準:比較的緩い
- 審査スタイル:途上審査重視(利用状況を見ながら継続審査)
- 個人事業主:開業届未提出でも申込み可能
エアペイ
- 審査基準:やや厳しい
- 必要書類:事業実態を示す書類が必要
- 法人化:法人の方が審査に通りやすい傾向
サポート体制比較
サポート項目 | スクエア | エアペイ |
---|---|---|
電話サポート | 平日10:00-18:00 | 平日9:30-23:00 |
メールサポート | 24時間受付 | 24時間受付 |
チャットサポート | あり(英語・日本語) | なし |
オンラインヘルプ | 充実 | 充実 |
動画マニュアル | あり | あり |
<a id=”業種別”></a>5. 業種別おすすめ診断
スクエアがおすすめな業種・店舗
🎯 こんな方にスクエアがおすすめ
- すぐに導入したい
- キャッシュフローを重視する(翌日入金)
- Android端末を使いたい
- 移動販売・イベント出店が多い
- EC販売も検討している
- 詳細な売上分析が必要
具体的な業種例
- キッチンカー・移動販売
- 美容室・ネイルサロン(予約管理機能も活用)
- 小規模小売店
- フリーマーケット出店者
- フリーランス・個人事業主
エアペイがおすすめな業種・店舗
🎯 こんな方にエアペイがおすすめ
- 初期費用を抑えたい
- 外国人客が多い(インバウンド対応)
- 決済ブランドを幅広く対応したい
- リクルート系サービスを利用している
- 手厚いサポートが欲しい
具体的な業種例
- 飲食店(特にホットペッパーグルメ掲載店)
- 宿泊施設(じゃらん掲載施設)
- 観光地の土産物店
- 美容・エステサロン(ホットペッパービューティー掲載店)
- 小売店(幅広い決済手段が必要)
<a id=”faq”></a>6. よくある質問
Q1. 手数料が一番安いのはどちら?
A.
- Visa・Mastercard:スクエア(2.5%)が安い
- その他決済:エアペイ(3.24%)がわずかに安い
- 特別プラン:エアペイのCOIN+(0.99%)が最安
Q2. 解約時に違約金はかかりますか?
A. どちらも解約手数料は無料です。ただし、エアペイのカードリーダーは返却が必要です。
Q3. レシートプリンターは必要ですか?
A.
- スクエア:Squareターミナルなら内蔵、その他は別途購入
- エアペイ:別途購入が必要(推奨プリンター有り)
Q4. 両方を併用することは可能ですか?
A. 可能です。メインはエアペイ、サブでスクエア(オンライン決済用)などの使い分けも有効です。
Q5. 審査に落ちた場合の対処法は?
A.
- スクエア:審査が緩いため、エアペイで落ちた場合の代替案として有効
- エアペイ:事業実態を示す書類を追加提出で再審査可能
<a id=”まとめ”></a>7. まとめ:最適な選択をするために
結論:あなたにぴったりの決済端末は?
🏆 スクエアを選ぶべき人
- 今すぐ導入したい
- 翌日入金が必要
- Android端末を使いたい
- 移動販売・イベント出店が多い
- POSレジ機能を重視する
- EC販売も始めたい
🏆 エアペイを選ぶべき人
- 初期費用を0円にしたい
- 外国人客が多い
- 決済ブランドを網羅したい
- リクルート系サービスを使っている
- 手厚いサポートが欲しい
- 月数回の入金でも問題ない
決済端末選びの最終チェックポイント
キャッシュレス決済端末を選ぶ際は、以下の優先順位を明確にしましょう:
- 導入スピード vs 初期費用ゼロ
- 翌日入金 vs 豊富な決済ブランド
- Android対応 vs インバウンド対応
- 統合POS機能 vs 専門サポート
2025年のキャッシュレス決済トレンド
キャッシュレス決済の普及率は2022年末時点で40%を超え、特に非接触型決済とQRコード決済が急成長しています。2025年3月にはICカード決済の完全義務化も予定されており、早めの対応が求められます。
また、訪日外国人旅行者数は2025年4月に390万人を超えて過去最高を記録しており、インバウンド対応の重要性も高まっています。
導入後の成功事例
実際に導入した店舗では以下のような効果が報告されています:
- 会計時間の短縮:平均30%削減
- 客単価向上:15-20%増加
- 現金管理負担軽減:レジ締め時間50%短縮
- 機会損失削減:現金不足による販売機会喪失を解消
今すぐ始めるべき理由
キャッシュレス決済の導入は、単なる決済手段の拡充にとどまりません:
- 業務効率化による人件費削減
- データ活用による経営改善
- 顧客満足度向上によるリピート率アップ
- 競合優位性の確保
競合他社に遅れを取らないためにも、今すぐ導入を検討することをおすすめします。
最後に:まずは無料で試してみる
どちらのサービスも無料アカウントの作成が可能です。実際に管理画面を触ってみて、使いやすさを確認してから本格導入を決めることをおすすめします。
スクエア:
- Square公式サイトで無料アカウント作成
- 30日間返品保証で安心
エアペイ:
- Airペイ公式サイトで資料請求・申込み
- 0円スタートキャンペーン実施中
あなたの店舗に最適なキャッシュレス決済端末を選んで、ビジネスの成長を加速させましょう!
※本記事の情報は2025年6月時点のものです。最新の料金や機能については、各公式サイトでご確認ください。