ステラパックの手数料は1.98%〜3.24%で、特にVisa・Mastercardは他社より安い。月額3,300円が必要だが、年間3,000万円以上の決済で永年無料。月間60万円以上の決済があれば他社より総コストが安くなる。
ステラパック手数料の基本構造
2つのプランと手数料体系
ステラパック(stera pack)は、SMBC GMO PAYMENT株式会社が提供するキャッシュレス決済サービスで、事業規模に応じて2つのプランが用意されています。
プラン | 対象 | Visa・Mastercard | その他カード | 電子マネー・QR | 月額費用 |
---|---|---|---|---|---|
スモールビジネス | 年間2,500万円以下 | 1.98% | 2.48% | 3.24% | 初年度無料<br>2年目以降3,300円 |
スタンダード | 年間2,500万円超 | 2.70% | 3.24% | 3.24% | 初年度無料<br>2年目以降3,300円 |
※2年目以降も年間決済額3,000万円以上で月額費用は永年無料
初期費用と導入コスト
導入時にかかる費用は0円です。以下がすべて無料で提供されます:
- stera terminal本体(通常10万円相当)
- レシートロール紙(継続無料)
- 設置・設定サポート
- 故障時の修理・交換
業界最安レベル|他社との手数料比較
主要決済サービス手数料一覧
サービス | Visa・Mastercard | JCB・AMEX | 電子マネー | QRコード | 月額費用 | 初期費用 |
---|---|---|---|---|---|---|
ステラパック(スモール) | 1.98% | 2.48% | 3.24% | 3.24% | 3,300円 | 0円 |
ステラパック(スタンダード) | 2.70% | 3.24% | 3.24% | 3.24% | 3,300円 | 0円 |
Square | 2.50% | 2.50% | 3.25% | 3.25% | 0円 | 4,980円〜 |
Airペイ | 3.24% | 3.24% | 3.24% | 3.24% | 0円 | 0円 |
PAYGATE | 1.98%〜 | 2.48%〜 | 3.24% | 3.24% | 3,300円 | 0円 |
楽天ペイ | 3.24% | 3.24% | 3.24% | 3.24% | 0円 | 0円 |
ポイント: ステラパックはVisa・Mastercardで業界最安水準を実現
月額費用がかかっても総コストが安くなる決済額
ステラパックの大きな特徴は月額3,300円の費用です。「月額無料の他社サービスの方が安いのでは?」という疑問にお答えします。
スモールビジネスプランの損益分岐点
月間66万円以上の決済で他社より安くなります
計算式:
3,300円(月額費用)÷ 0.50%(手数料差)= 66万円
月間決済額 | ステラパック | 他社(3.24%) | 差額 |
---|---|---|---|
30万円 | 9,240円 | 9,720円 | 480円お得 |
66万円 | 16,368円 | 16,368円 | 同額 |
100万円 | 23,100円 | 32,400円 | 9,300円お得 |
200万円 | 43,260円 | 64,800円 | 21,540円お得 |
スタンダードプランの損益分岐点
月間61万円以上の決済で他社より安くなります
計算式:
3,300円(月額費用)÷ 0.54%(手数料差)= 61万円
実際の利用者の手数料評価
口コミから見る手数料の満足度
美容サロン経営者(福岡県)の声
「手数料に関しては標準だと私は感じています。最近は小規模事業者向けのプランも出来たので、とても助かります。」
飲食店経営者(大阪府)の声
「決済手数料のコストは厳しく感じることもありましたが、私にとって許容範囲内でした。毎回入金のタイミングで明細書を確認しましたが、細かく記載されておりました。」
全体的な傾向:
- 90%以上の利用者が「手数料は標準的で許容範囲」と回答
- 特に小規模事業者向けプランの評価が高い
- 手数料の透明性に対する評価も良好
手数料以外の費用と隠れコスト
月額費用とその他のランニングコスト
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
月額費用 | 3,300円(税込) | 初年度無料、年間3,000万円以上で永年無料 |
振込手数料 | 220円(税込) | 三井住友銀行なら無料 |
レシートロール紙 | 無料 | 何度でも無料配送 |
端末修理・交換 | 無料 | 契約期間中は常に保証 |
契約期間と解約費用
契約期間: 3年間
解約時違約金:
- 端末返却する場合: 0円(いつでも解約可能)
- 端末返却しない場合: 最大88,000円(期間により減額)
解約時期 | 端末返却時 | 端末返却なし |
---|---|---|
1〜13ヶ月 | 0円 | 88,000円 |
14〜25ヶ月 | 0円 | 66,000円 |
26〜37ヶ月 | 0円 | 44,000円 |
38ヶ月以降 | 0円 | 0円 |
手数料を最小化する実践テクニック
1. 三井住友銀行口座の活用
振込手数料を完全無料にする方法
- 三井住友銀行を振込先に指定
- 月6回入金なら年間52,800円の節約効果
- 口座開設も無料で簡単
2. 入金サイクルの最適化
4つの入金サイクルから選択可能
サイクル | 特徴 | おすすめ店舗 |
---|---|---|
毎日締め・2営業日後 | 最速入金 | 資金繰り重視店舗 |
月6回締め・2営業日後 | バランス型 | 一般的な店舗 |
月2回締め・2営業日後 | 事務効率化 | 管理重視店舗 |
月2回締め・15日後 | 特定業種のみ | 指定業種 |
3. 決済方法の最適化
手数料を抑える決済誘導テクニック
- Visa・Mastercardを積極的に案内
- 「カード決済割引」などの施策実施
- 高額決済時のカード推奨
業種別手数料シミュレーション
飲食店の場合
想定条件: 月商300万円、カード決済率60%
年度 | 月間決済額 | 手数料 | 月額費用 | 合計 | 年間コスト |
---|---|---|---|---|---|
1年目 | 180万円 | 35,640円 | 0円 | 35,640円 | 427,680円 |
2年目以降 | 180万円 | 35,640円 | 3,300円 | 38,940円 | 467,280円 |
小売店の場合
想定条件: 月商150万円、カード決済率80%
年度 | 月間決済額 | 手数料 | 月額費用 | 合計 | 年間コスト |
---|---|---|---|---|---|
1年目 | 120万円 | 23,760円 | 0円 | 23,760円 | 285,120円 |
2年目以降 | 120万円 | 23,760円 | 3,300円 | 27,060円 | 324,720円 |
美容サロンの場合
想定条件: 月商100万円、カード決済率70%
年度 | 月間決済額 | 手数料 | 月額費用 | 合計 | 年間コスト |
---|---|---|---|---|---|
1年目 | 70万円 | 13,860円 | 0円 | 13,860円 | 166,320円 |
2年目以降 | 70万円 | 13,860円 | 3,300円 | 17,160円 | 205,920円 |
よくある質問と回答
Q1. 手数料に消費税はかかりますか?
A1. 決済方法により異なります:
- クレジットカード決済: 非課税
- 電子マネー・QRコード決済: 課税(実質3.56%相当)
Q2. 途中でプラン変更はできますか?
A2. 限定的に可能です:
- スモール→スタンダード: 可能(年間2,500万円超で自動移行)
- スタンダード→スモール: 不可
Q3. 他社からの乗り換え時期のベストタイミングは?
A3. 以下のタイミングがおすすめ:
- 既存契約の更新時期
- 月間決済額が60万円を超えた時
- 端末の故障・不具合発生時
Q4. 医療機関向けの特別プランはありますか?
A4. はい、医療機関限定で**1.50%〜**の特別手数料でご利用いただけます。
お得なキャンペーン情報
三井住友カードビジネスオーナーズとのセット申込特典
特典内容:
- 一般カード: 1,000ポイント付与
- ゴールドカード: 5,500ポイント付与
- 別途カード入会特典: 最大25,000ポイント
適用条件:
- 2ヶ月以内の同時申込
- 支払口座と入金口座の一致
- 審査完了と端末設置完了
まとめ|ステラパック手数料の総合評価
おすすめする事業者
✅ 強くおすすめ
- 月間決済額60万円以上の店舗
- Visa・Mastercard決済が多い店舗
- 高機能端末を無料で導入したい事業者
- 三井住友銀行の口座を持つ事業者
✅ 条件次第でおすすめ
- 月間決済額30〜60万円の店舗
- 初年度コストを最小化したい新規開業店
- POSレジ機能も同時に導入したい店舗
❌ 他社検討推奨
- 月間決済額30万円未満の店舗
- 移動販売やイベント出店がメイン
- 先払い・月謝制サービスがメイン
最終的な判断ポイント
- 決済額ベース:月間60万円以上なら迷わずステラパック
- 初期投資:高機能端末を無料で導入できる唯一のサービス
- サポート体制:契約期間中の修理・交換が完全無料
- 将来性:決済額増加に伴い手数料メリットが拡大
結論: ステラパックは一定の決済額があれば業界最安クラスの手数料で利用でき、特にVisa・Mastercard決済が多い店舗には最適な選択肢です。初年度無料期間を活用して実際のコストパフォーマンスを確認できるため、リスクを最小化して導入検討が可能です。
※記事内の手数料や条件は2025年6月時点の情報です。最新の詳細は公式サイトでご確認ください。