PayPay vs au PAY どっちがいい?決済端末導入者向け徹底比較ガイド

【結論】どちらを選ぶべきか – 一目でわかる選択基準

PayPayを選ぶべき人

  • 幅広い顧客層を狙いたい店舗
  • 決済手数料を最低限に抑えたい事業者
  • オンライン販売も並行して行いたい方
  • クレジットカード連携でキャッシュフローを改善したい方

au PAYを選ぶべき人

  • auユーザーが多い地域・業種の店舗
  • Pontaポイント経済圏を活用したマーケティングを行いたい方
  • 現金管理を徹底したい事業者
  • 初期導入コストを完全に0円で始めたい方

2025年最新!PayPay vs au PAY基本情報比較

キャッシュレス決済の導入を検討する際、最も注目される2つのサービス「PayPay」と「au PAY」。どちらも人気なので、PayPayとau PAYどっちがいいのか迷う方は多いです。

この記事では、決済端末の導入を検討している事業者の視点で、両サービスを徹底比較します。

PayPayとau PAYの市場シェア比較

項目PayPayau PAY
利用者数5,300万以上(2022年12月時点)約3,000万人
加盟店数1,000万カ所を突破約400万カ所
市場シェア約7割のシェア約15%
運営会社PayPay株式会社KDDI株式会社

PayPayの利用率は他のQRコード決済サービスと比べてダントツで多いことが分かります。これは導入店舗にとって大きなメリットとなります。


導入費用・決済手数料の詳細比較

初期導入費用

PayPay

  • 初期費用:0円
  • 端末代:不要(スマホ・タブレットで対応可能)
  • 設定費用:0円

au PAY

  • 初期費用:0円
  • 端末代:不要(スマホ・タブレットで対応可能)
  • 設定費用:0円

決済手数料比較表

サービス基本手数料プラン加入時月額費用
PayPay未加入:1.98%ライトプラン加入:1.60%1,980円(最初2ヶ月無料)
au PAY2.6%グロースパック:2.6%500円(初月無料)

重要なポイント:

  • PayPayは月額プラン加入で手数料が大幅削減
  • au PAYは一律手数料だが月額費用が安い
  • 決済代行サービス経由で導入する場合は、どちらも「3.24%」の決済手数料

入金サイクル・手数料

PayPay

  • 基本:月1回(末日締め・翌月末払い)
  • 即日入金:手数料0.38%、振込手数料21円〜220円

au PAY

  • 基本:月1回または月2回から選択可能
  • 早期振込:最短2営業日、事務手数料210円(現在無料)

利用者目線での機能比較

支払い方法の違い

機能PayPayau PAY
チャージ決済
クレジットカード直接決済○(PayPayカード以外はポイント付与なし)×(チャージのみ)
送金機能○(上限1万円/月)
割り勘機能○(PayPay独自機能)×

ポイント還元システム

PayPay

  • 基本還元率:0.5%
  • 条件達成で:最大1.5%まで還元率アップ
  • 貯まるポイント:PayPayポイント

au PAY

  • 基本還元率:0.5%(200円で1ポイント)
  • 特典店舗:ローソンで誰でも「3%~」
  • 貯まるポイント:Pontaポイント(じゃらんやホットペッパービューティーでも使用可能)

対応決済・サービス範囲の比較

実店舗での利用可能範囲

PayPay

  • コンビニ:セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート等全主要チェーン
  • 飲食店:マクドナルド、吉野家、スターバックス等
  • 小売店:ユニクロ、GU、ビックカメラ等
  • 個別に加盟店登録ができるため、使えるサービスが多い

au PAY

  • 楽天ペイと提携しているので、楽天ペイの加盟店(実店舗決済のみ)での支払いにも対応
  • 主要コンビニ・ドラッグストア対応
  • Pontaポイント提携店で特別優遇

オンライン決済対応

PayPay

  • Yahoo!ショッピング、PayPayモール
  • オンライン加盟店の募集を行っており、自社ECサイトへの導入にも対応
  • 多数のWebサービスに対応

au PAY

  • オンライン決済の対応が限定的で、KDDIのモールサイト「au PAY マーケット」が中心
  • 一部のオンラインサービスのみ対応

2025年最新キャンペーン比較

PayPay 主要キャンペーン

  1. 超PayPay祭(2025年7月)
    • PayPayスクラッチくじで最大1,000円が当たる
    • PayPay銀行連携でさらに当選確率アップ
  2. 地方自治体連携キャンペーン
    • 471の自治体でキャンペーン実施決定
    • 最大30%還元の地域も
  3. 友だち紹介特典
    • 紹介した人・された人の両方にPayPayポイント付与

au PAY 主要キャンペーン

  1. Airペイ加盟店キャンペーン
    • 毎月3,000円以上利用で抽選、最大10,000ポイント
    • 購入金額に応じて当選確率がアップ
  2. 地域限定キャンペーン
    • 福島県浜通り地域で最大10%還元
  3. Pontaパス連携特典
    • 新規入会で1,000円相当のau PAY残高プレゼント

セキュリティ・利用制限の比較

利用上限額

PayPay

  • 本人確認済み:過去24時間25万円、過去30日間200万円
  • 未確認:過去24時間5,000円、過去30日間5,000円
  • クレジットカード登録時は本人認証必須(未認証だと5,000円上限)

au PAY

  • チャージ上限:月25万円
  • 決済上限:1回25万円、月100万円
  • チャージ決済のみなので、クレジットカード関連の問題なし

セキュリティ機能

両サービス共通

  • 生体認証対応
  • 端末ロック機能
  • 不正利用時の補償制度

業種別おすすめ診断

飲食店・カフェ

おすすめ:PayPay

  • 理由:高いシェア率による集客効果
  • 割り勘機能で若年層にアピール
  • テーブル決済対応

美容室・エステ

おすすめ:au PAY

  • 理由:Pontaポイントがホットペッパービューティーで使用可能
  • リピーター獲得に有効

小売店・雑貨店

おすすめ:PayPay

  • 理由:圧倒的なユーザー数
  • オンライン展開時の連携メリット

ECサイト運営

おすすめ:PayPay

  • 理由:オンライン決済対応の充実度
  • API連携の柔軟性

導入手順・サポート体制比較

申込から導入までの期間

PayPay

  • 申込:オンライン完結
  • 審査期間:約1週間
  • 導入開始:審査完了後即日

au PAY

  • 申込:オンライン完結
  • 審査期間:約1週間
  • 導入開始:最短1週間で導入

サポート体制

PayPay

  • 24時間365日サポート
  • 専用コールセンター
  • オンラインマニュアル完備

au PAY

  • 営業時間内サポート
  • 地域営業担当者によるフォロー
  • 導入サポート資料提供

よくある質問(FAQ)

Q1. 両方同時に導入することは可能?

A1. はい、可能です。複数のキャッシュレス決済サービスを導入すると、それぞれのユーザーを取り込めるメリットがあります。

Q2. 手数料が安いのはどちら?

A2. 月額プランに加入する場合はPayPay(1.60%)、加入しない場合はPayPay(1.98%)とau PAY(2.6%)です。ただし、決済代行サービス経由で導入する場合には約3.24%の手数料となります。

Q3. どちらが使えるお店が多い?

A3. PayPayの方が使えるお店が多く、導入店舗数で大きく上回っています。

Q4. ポイント還元はどちらがお得?

A4. 基本還元率は同じ0.5%ですが、PayPayは利用状況に応じて最大1.5%まで上がり、au PAYは特定店舗で高還元が受けられる特徴があります。


まとめ:あなたの店舗に最適な決済サービスの選び方

重要な判断基準

  1. 顧客層の分析
    • 若年層中心:PayPay有利
    • auユーザー比率:au PAY有利
  2. 事業形態
    • 実店舗のみ:どちらでも可
    • オンライン併用:PayPay有利
  3. コスト重視度
    • 手数料最安値:PayPay(プラン加入時)
    • 月額費用最安値:au PAY
  4. マーケティング活用
    • 幅広いキャンペーン:PayPay
    • Pontaポイント経済圏:au PAY

最終的な推奨事項

多くの事業者におすすめ:PayPay

  • 圧倒的なシェア率による集客効果
  • 豊富な機能とサービス連携
  • 手数料の競争力(プラン加入時)

特定条件下でおすすめ:au PAY

  • auユーザーが多い地域・業種
  • Pontaポイント活用マーケティング
  • シンプルな料金体系を好む場合

導入を検討する際は、まず無料で始められるため、実際に両方のサービスを体験してから最適な選択をすることをおすすめします。両サービスともに導入費用は無料であり、初期費用を抑えてキャッシュレス決済を始めることができます。

キャッシュレス決済の普及は今後も続くため、早めの導入が競合他社との差別化につながります。この比較記事を参考に、あなたの事業に最適な決済サービスを選択してください。