この記事の要点(2分で読める要約)
- ステラパックは30種類以上の決済手段に対応するオールインワン端末
- 決済手数料1.98%~と業界最安水準、初年度月額無料
- 良い評判:操作性・デザイン性・手数料の安さ・サポート体制
- 悪い評判:月額料金・契約期間・審査の遅さ・持ち運び不可
- 月間売上61万円以上ならスタンダードプランがお得
キャッシュレス決済端末を検討している店舗経営者の皆さん、「ステラパック」について詳しく知りたいと思いませんか?この記事では、実際の利用者の評判や口コミを徹底調査し、メリット・デメリットから他社との比較まで包括的に解説します。
ステラパックとは?基本情報をわかりやすく解説
サービス概要
ステラパック(stera pack)は、三井住友カードグループのSMBC GMO PAYMENT株式会社が提供するキャッシュレス決済サービスです。最大の特徴は、1台の端末で30種類以上の決済手段に対応できることです。
基本情報 | 詳細 |
---|---|
運営会社 | SMBC GMO PAYMENT株式会社 |
サービス開始 | 2019年 |
対応決済数 | 30種類以上 |
端末タイプ | オールインワン型 |
契約形態 | サブスクリプション |
対応決済ブランド
クレジットカード
- Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、Discover
電子マネー
- 交通系IC(Suica、PASMO等)、iD、QUICPay、楽天Edy、nanaco、WAON
QRコード決済
- PayPay、d払い、au PAY、楽天ペイ、メルペイ、LINE Pay等
【2025年最新】ステラパックの評判・口コミを徹底調査
良い評判・口コミ
1. 操作性とデザインの評価
口コミにもあるように、ステラパックはデザイン性だけでなく操作性に関しても「使いやすい」「簡単」などの声があります。サービスによっては操作が難しく、覚えるまでに苦労するケースもあるとは思いますが、ステラパックはシンプルで比較的簡単に操作を覚えられるのかもしれません。
実際の利用者からは以下のような声が寄せられています:
「操作は説明書を見ないでも使えるくらい簡単で、すぐに覚えることができました。また、決済後、カード会社控えはデータとして送られるので、店控えとお客様控えしか出てきません。カード会社控え分を分ける事務作業が減り、スタッフがサロンワークに専念できて助かります。」
2. 業務効率化への貢献
ステラパックを導入した事で業務の効率化に繋がったとの口コミが多くありました。決済方法が30種類を超え、タッチ決済やコード決済など幅広く使える為、別端末を使う手間が省けます。また、決済後のカード会社控えのレシートがデータとしてそのまま送信される為、締め作業の際にカード会社控えのレシートを分ける手間も要りません。1台あれば完結してしまうという点もステラパックの魅力の1つですね。
3. サポート体制の充実
ステラパックさんに問い合わせしたら、ちゃんとすぐ繋がった。24時間電話対応だけどめっちゃ待たされるパターンかと思ったから安心😮💨
4. 手数料の安さ
例えば、手数料の高さがネックになっていた店舗では、stera pack(ステラパック)の2.7%という低手数料によって、売上の減少を気にせずにキャッシュレス決済を導入できるという声が多く見られます。
悪い評判・口コミ
1. システムの不具合
ステラパック OSの題なのかタッチ決済や画面へのサイン記入時にフリーズ起こすのがアレ あとはSUICAとかだと他のタッチ決済より決済完了まで時間がかかる
2. 手数料の高さ(特定プランにおいて)
口コミの中には、手数料が安いなどの声も多くありましたが、プランによってバラつきがあり、3%を超えるものも確かにありました。他のサービスと比べても決済手数料3%は高い方かもしれません。
3. 審査期間の長さ
ステラパックの審査が他のキャッシュレス決済サービスに比べて遅いと指摘される理由は、審査プロセスが複数のブランドごとに行われるためです。具体的には、VISAやMastercard、銀聯(UnionPay)、電子マネーなどの各ブランドの審査が個別に行われ、それぞれの審査が完了してから端末が配送されるため、全体の導入スピードが遅くなる傾向があるということです。
4. 設定の複雑さ
例えば、デジタル機器に強くないオーナーの場合、初期設定に戸惑うことがあり、導入時にサポートを利用する機会が多くなったという声があります。
ステラパックの料金プラン詳細解説
現行プラン(2025年版)
両プランで、初年度はサービス利用料無料です。直近1年間の累計キャッシュレス売上が3,000万円以下の場合は翌年以降3,300円(税込)の月額料金が発生します。3,000万円以上の場合無料です。
プラン | スモールビジネス | スタンダード |
---|---|---|
対象 | 中小企業者向け | 誰でも申込み可能 |
Visa/Mastercard手数料 | 1.98% | 2.70% |
その他ブランド手数料 | 3.24% | 3.24% |
年間売上上限 | 2,500万円まで | 制限なし |
月額利用料 | 初年度無料<br>2年目以降3,300円※ | 初年度無料<br>2年目以降3,300円※ |
※年間キャッシュレス売上3,000万円以上の場合は永年無料
損益分岐点の計算
「Visa,Mastercardの売上(円)」×「0.0054」>「3,300円」となればいいので 3,300÷0.0054=61,111円
重要なポイント: 月間61,112円以上のVisa・Mastercard売上がある場合、スタンダードプランの方がお得になります。
手数料以外の費用
項目 | 費用 |
---|---|
初期費用 | 0円 |
端末代 | 0円(レンタル) |
振込手数料 | 三井住友銀行:0円<br>その他銀行:220円 |
解約金 | 端末返却で無料※ |
※45日以内の端末返却が条件
メリット・デメリットを詳しく解説
メリット
1. 豊富な決済手段に対応
stera packは、1台で30種類以上の多様な決済手段に対応でき、集客や販促に使えるアプリが標準搭載された決済端末が利用できるブスクリプションサービスです。
2. 業界最安水準の手数料
スモールビジネスプラン
- Visa/Mastercard: 1.98%(業界最安レベル)
- 年間売上2,500万円以下の中小企業が対象
3. オールインワン設計
- レシートプリンター内蔵
- 2画面設計(店舗側7インチ、顧客側4インチ)
- 周辺機器不要
4. 充実した付帯機能
おみせポケット(標準搭載)
- デジタル会員証
- スタンプカード機能
- クーポン配布
- プッシュ通知
デメリット
1. 月額固定費の発生
stera pack(ステラパック)は 【月額利用料金として2年目以降にサービス利用料3,300円(税込)/月】がかかります
2. 契約期間の縛り
- 3年契約(自動更新)
- 途中解約時の違約金あり(端末返却で免除)
3. 持ち運び不可
端末は常時電源接続必須となり電源に繋がっていない状態では使えません。そのためテーブルでの会計などは対応できません。
4. 審査期間の長さ
加盟店審査期間が約2週間~2ヵ月と他社と比較して長くかかります。そのため、Visa、Mastercard、銀聯、電子マネーのご利用開始まで1か月半ほどが目安となります。
他社キャッシュレス決済サービスとの徹底比較
主要5社比較表
サービス | 初期費用 | 月額料金 | Visa/Master手数料 | その他手数料 | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|
ステラパック | 0円 | 初年度無料<br>2年目~3,300円 | 1.98%~2.70% | 3.24% | オールインワン |
Square | 7,980円~ | 0円 | 3.25% | 3.25%~3.95% | 世界展開 |
Airペイ | 0円※ | 0円 | 3.24% | 3.24%~3.74% | 74種決済対応 |
スマレジPAYGATE | 0円※ | 0円 | 2.95% | 3.24% | POSレジ連携 |
楽天ペイ | 19,800円~ | 0円 | 3.24% | 3.24% | 楽天経済圏 |
※キャンペーン適用時
決済手数料比較
『stera pack (ステラパック)』のスタンダードプラン(Visa/Mastercard手数料2.70%)と、月額無料で決済手数料3.24%の他社サービスを比較します。手数料率の差は0.54%(3.24% – 2.70%)となります。同様に分岐点を計算してみましょう。
端末タイプ別比較
オールインワン型
- ステラパック: レシートプリンター内蔵、2画面設計
- Square Terminal: 持ち運び可能、Wi-Fi対応
- スマレジPAYGATE: 4G通信対応、持ち運び可能
カードリーダー型
- Airペイ: iPad/iPhone連携、74種決済対応
- STORES決済: 電子マネー手数料1.98%
ステラパック導入の流れと注意点
導入手順
- 申込み・アカウント登録
- 審査(2週間~2ヶ月)
- 端末配送・設置
- 利用開始
審査に必要な書類
- 身分証明書
- 営業許可証(業種により)
- 口座情報
- 事業内容説明資料
設置・設定のポイント
stera pack(ステラパック)のインターネット回線は光回線の環境を店舗で準備する必要があるよ
必要な環境
- 光回線インターネット環境
- 電源コンセント
- 設置スペース(固定設置)
業種別おすすめ度とユースケース
おすすめ業種
高評価業種
- 飲食店
- 客単価高め(月間61万円以上の売上)
- 固定レジでの運用
- 回転率重視
- 美容サロン・エステ
- 高単価メニュー中心
- 会員制・リピーター多数
- おみせポケット活用
- 小売店
- 一定規模以上の売上
- インバウンド対応必要
- 在庫管理との連携
注意が必要な業種
特に、エステサロンやフィットネスジム、語学教室など、継続的なサービス提供を行う業種では、他の決済サービスを検討する必要があります。
- 継続課金・月謝制サービス: 回数券決済が禁止
- 移動販売・イベント: 持ち運び不可
- 小規模店舗: 月額料金が負担になる可能性
実際の導入事例と成功パターン
成功事例1:美容サロン
「moto素」を開業する際は、キャッシュレス決済の導入を前提に、ネットで検索して10社以上調べました。ステラパックを選んだ理由は、タッチ決済やICカード決済を含む30種類以上の決済手段に端末1台で対応できることが一番大きかったです。
効果
- 事務作業の削減
- スタッフの専門業務への集中
- 顧客満足度向上
成功事例2:飲食店
開店前や夕方などには20人ものお客様が並ぶことが常ですが、接客対応のスピードが速くなったおかげで、お待たせすることが少なくなりました。
効果
- 会計スピード向上
- 行列緩和
- 回転率アップ
よくある質問(FAQ)
Q1: 契約期間中に解約できますか?
A: 可能です。解約申請から45日以内に決済端末を返却することで、違約金は免除されます。つまり、実質的にいつでも解約できます。
Q2: 審査は厳しいですか?
A: 銀行との取引状況を照会されるなど、審査基準が明確でないため、審査に落ちる理由が分かりにくいという不満が多いという声がありますが、一般的な決済サービスと同程度の基準です。
Q3: 端末が故障した場合の対応は?
A: サブスクリプション契約のため、故障時は無償交換されます。24時間サポートも利用可能です。
Q4: POSレジ機能は使えますか?
A: ステラパックPOSは、ステラパックにPOSレジ機能が搭載されており、多数の会計ツールも利用可能です。
まとめ:ステラパックはこんな店舗におすすめ
導入を強く推奨する店舗
- 月間売上61万円以上(Visa/Mastercard)
- 固定店舗での営業
- 30種類以上の決済手段が必要
- 業務効率化を重視
- 三井住友銀行取引あり
他社検討をおすすめする店舗
- 月間売上が少ない小規模店舗
- 移動販売・イベント出店中心
- 継続課金・月謝制ビジネス
- 急いで導入したい店舗
最終的な判断ポイント
ステラパックは「月額料金を払ってでも、手数料を抑えて高機能な端末を使いたい」店舗に最適です。一方で、「初期コストを抑えて必要最小限の機能で始めたい」場合は、AirペイやSquareも検討しましょう。
重要なのは、自店舗の売上規模と利用シーンに合った選択をすることです。ステラパックの評判は総じて良好ですが、店舗の特性によって最適解は変わります。
参考リンク
※本記事の料金・手数料は2025年6月時点の情報です。最新情報は公式サイトでご確認ください。