クレジットカード決済手数料の店舗負担を完全比較!おすすめサービス選びで失敗しない方法【2025年最新版】

  1. 【2分で分かる結論】決済手数料で損しないための選び方
  2. 1. クレジットカード決済手数料の基本知識
    1. 1-1. 店舗負担の決済手数料とは?
    2. 1-2. 手数料が発生する理由
    3. 1-3. 手数料の相場と変動要因
  3. 2. 業種別手数料相場一覧表
    1. 2-1. 業種による手数料の違い
    2. 2-2. 低リスク業種が優遇される理由
    3. 2-3. 高リスク業種の注意点
  4. 3. 主要決済サービス15社徹底比較
    1. 3-1. 手数料比較一覧表
    2. 3-2. 最安手数料ランキング
      1. 🥇 1位:stera pack(スモールビジネスプラン)
      2. 🥈 2位:STORES決済(スタンダードプラン)
      3. 🥉 3位:PayCAS Mobile
    3. 3-3. 月額費用無料で選ぶなら
  5. 4. 総コスト比較シミュレーション
    1. 4-1. 年間売上別コスト計算
      1. 年間売上500万円の場合
      2. 年間売上2,000万円の場合
    2. 4-2. 売上規模別おすすめサービス
  6. 5. 決済端末の種類と特徴
    1. 5-1. モバイル型決済端末
    2. 5-2. オールインワン型決済端末
    3. 5-3. 2025年3月PINバイパス廃止への対応
  7. 6. 手数料以外で比較すべき重要ポイント
    1. 6-1. 入金サイクルと振込手数料
    2. 6-2. 対応決済ブランド数
    3. 6-3. 導入スピード
  8. 7. 決済手数料を抑える5つの戦略
    1. 7-1. 売上規模による料率交渉
    2. 7-2. 複数決済の使い分け
    3. 7-3. キャンペーン活用
    4. 7-4. 補助金・助成金の活用
    5. 7-5. POSレジ連携によるコスト削減
  9. 8. 業種別おすすめサービス選定ガイド
    1. 8-1. 小売業(低リスク業種)
    2. 8-2. 飲食業
    3. 8-3. サービス業・美容業
    4. 8-4. 移動販売・イベント出店
  10. 9. 導入時の注意点とトラブル回避
    1. 9-1. 契約条件の確認ポイント
    2. 9-2. 消費税の取り扱い
    3. 9-3. 手数料の顧客転嫁禁止
  11. 10. 2025年のキャッシュレス動向と将来性
    1. 10-1. 市場規模の拡大
    2. 10-2. 人手不足解決への貢献
    3. 10-3. インバウンド需要への対応
  12. まとめ:失敗しない決済サービス選びの鉄則
    1. 最重要チェックポイント
    2. 売上規模別おすすめ結論
    3. 今すぐ始められるアクション

【2分で分かる結論】決済手数料で損しないための選び方

手数料の高さで利益が削られていませんか?

キャッシュレス決済端末の導入を検討している事業者様にとって、店舗負担の決済手数料は経営を大きく左右する重要な要素です。実は、サービスによって手数料には最大2倍以上の差があり、選び方次第で年間数十万円のコスト削減が可能です。

この記事で分かること:

  • 主要15社の決済手数料を徹底比較
  • 業種別の手数料相場と最適なサービス選び
  • 初期費用・月額費用を含めた総コスト計算
  • 手数料を抑える具体的な方法

1. クレジットカード決済手数料の基本知識

1-1. 店舗負担の決済手数料とは?

クレジットカード決済の加盟店手数料とは、クレジットカード決済を行うたびに発生する店舗側が負担する手数料のことです。手数料率によって店舗が負担する金額が変動し、時には経営に影響するほどの重荷になる可能性もあります。

手数料の計算例:

  • 売上100万円 × 手数料3% = 30,000円の負担
  • 年間売上1,200万円の場合 = 36万円の手数料負担

1-2. 手数料が発生する理由

クレジットカード決済の手数料は概ね3%程度ですが、業種や店舗規模によっては5%以上かかる場合もあります。手数料が発生する理由は以下の通りです:

  1. 決済処理システムの運営費用
  2. 不正利用・未払いリスクの保証
  3. カード会社への手数料
  4. 決済ネットワークの維持費用

1-3. 手数料の相場と変動要因

クレジットカード決済の加盟店手数料は2.0〜5.0%が相場です。手数料の相場の幅が広いのは、業種により手数料率が異なるというのが理由になります。

手数料に影響する要因:

  • 業種(リスクレベルによる分類)
  • 年間決済額
  • 店舗規模
  • 利用するカードブランド
  • 契約する決済代行会社

2. 業種別手数料相場一覧表

2-1. 業種による手数料の違い

業種手数料相場リスクレベル
小売業2.0~3.5%
飲食業3.0~4.0%
サービス業3.5~4.5%
宿泊業4.0~5.0%
医療・美容3.0~4.0%
教育・習い事3.5~4.5%中~高

2-2. 低リスク業種が優遇される理由

小売業が最も手数料が安い理由:

  • チャージバック(返品・返金)リスクが低い
  • 商品の実在性が明確
  • 取引の透明性が高い

2-3. 高リスク業種の注意点

宿泊業や一部サービス業で手数料が高い理由:

  • 前払い・予約キャンセルリスク
  • サービス提供までの期間が長い
  • トラブル発生時の解決の複雑さ

3. 主要決済サービス15社徹底比較

3-1. 手数料比較一覧表

サービス名Visa/MastercardJCBAMEX初期費用月額費用
stera pack1.98%~3.24%3.24%0円初年度無料
Square2.5%3.25%3.25%4,980円~0円
STORES決済1.98%~3.24%3.24%0円1,980円
Airペイ3.24%3.24%3.74%0円0円
楽天ペイ3.24%3.24%3.74%0円0円
PayCAS Mobile2.48%~3.24%3.24%0円1,980円

*2025年6月現在の情報。条件により変動する場合があります。

3-2. 最安手数料ランキング

🥇 1位:stera pack(スモールビジネスプラン)

  • 手数料:1.98%~
  • **特徴:**使用者が多い国際ブランドのVisaとMasterCardの決済手数料が、業界最安水準です。
  • 条件:小規模事業者向け(売上条件あり)

🥈 2位:STORES決済(スタンダードプラン)

  • 手数料:1.98%~
  • 特徴:交通系電子マネーに強み
  • 条件:月額1,980円のプラン加入必要

🥉 3位:PayCAS Mobile

  • 手数料:2.48%~
  • 特徴:年間決済上限額設定あり
  • 条件:一定額まで優遇料率適用

3-3. 月額費用無料で選ぶなら

Squareのカード決済手数料が「2.5%」に値下げとなり、さらに月額費用が無料だから、費用が安くお得なスマホ決済会社です。

月額無料のおすすめサービス:

  1. Square:手数料2.5%、端末代4,980円~
  2. Airペイ:手数料3.24%、完全無料
  3. 楽天ペイ:手数料3.24%、完全無料

4. 総コスト比較シミュレーション

4-1. 年間売上別コスト計算

前提条件:

  • クレジットカード決済比率:30%
  • 主要ブランド:Visa/Mastercard(80%)、JCB(20%)

年間売上500万円の場合

サービス年間手数料月額費用端末代年間総コスト
stera pack29,700円0円0円29,700円
Square37,500円0円4,980円42,480円
STORES決済29,700円23,760円0円53,460円
Airペイ48,600円0円0円48,600円

年間売上2,000万円の場合

サービス年間手数料月額費用端末代年間総コスト
stera pack118,800円39,600円0円158,400円
Square150,000円0円4,980円154,980円
STORES決済118,800円23,760円0円142,560円
Airペイ194,400円0円0円194,400円

4-2. 売上規模別おすすめサービス

年間売上500万円未満:

  • stera pack(スモールビジネスプラン)
  • ✅ Square(月額無料重視)

年間売上500万円~2,000万円:

  • STORES決済(スタンダードプラン)
  • ✅ stera pack

年間売上2,000万円以上:

  • Square(個別交渉可能)
  • ✅ 直接契約も検討

5. 決済端末の種類と特徴

5-1. モバイル型決済端末

特徴:

  • スマートフォン・タブレットと連携
  • 持ち運び可能
  • 初期費用が安い

おすすめサービス:

  • Square リーダー:4,980円、月額無料
  • Airペイ:端末無料レンタル中
  • STORES決済:月額1,980円で1.98%

5-2. オールインワン型決済端末

特徴:

  • 1台で決済・レシート印刷・POS機能
  • 設置型で安定稼働
  • 機能が豊富

おすすめサービス:

  • stera pack:初期費用無料、業界最安手数料
  • Square ターミナル:45,980円、月額無料
  • PayCAS Mobile:月額1,980円~

5-3. 2025年3月PINバイパス廃止への対応

PINバイパスは、2025年3月で禁止になります。そのため居酒屋などで、クレジットカードを店員に渡して決済する方式が不可能になるため、居酒屋は決済端末をお客さんの席まで持っていくか、あるいはお客さんをレジまで移動させるしかないのです。

対応が必要な業種:

  • 飲食店(特に居酒屋)
  • 美容室・理容店
  • 医療機関

推奨対策:

  • 持ち運び可能な決済端末の導入
  • テーブル決済システムの構築

6. 手数料以外で比較すべき重要ポイント

6-1. 入金サイクルと振込手数料

サービス入金サイクル振込手数料最小入金額
Square最短翌営業日0円1円~
stera pack最短2営業日後3万円未満220円1円~
Airペイ月最大6回0円1円~
楽天ペイ翌営業日330円1円~

6-2. 対応決済ブランド数

主要サービスの対応状況:

サービスクレカ電子マネーQRコード合計
Airペイ7ブランド9種類30種類以上70種類以上
stera pack6ブランド7種類17種類30種類
Square6ブランド3種類6種類15種類

6-3. 導入スピード

最短導入期間:

  1. Square:最短当日
  2. STORES決済:最短3営業日
  3. Airペイ:1週間程度
  4. stera pack:2週間程度

7. 決済手数料を抑える5つの戦略

7-1. 売上規模による料率交渉

年間決済額が​年間3,000万円以上なら手数料がさらに安くなる?!キャッシュレス決済額は売上規模に比例して増加するため、売上高が大きい事業者様は、アカウント作成後に問い合わせフォームから連絡してみることをおすすめします。

交渉のポイント:

  • 年間決済額の実績提示
  • 他社との相見積もり
  • 継続利用の意思表示

7-2. 複数決済の使い分け

効果的な使い分け例:

  • 高額商品:手数料の安いサービス
  • 少額商品:QRコード決済(手数料無料期間活用)
  • 日常商品:電子マネー(手数料中程度)

7-3. キャンペーン活用

定期的に実施されるキャンペーン:

  • 新規加盟店手数料無料期間
  • 端末費用無料キャンペーン
  • 月額費用割引

7-4. 補助金・助成金の活用

キャッシュレス決済端末の導入には、国や自治体が提供する補助金や助成金を活用することで、初期費用を抑えることが可能です。

主な支援制度:

  • 小規模事業者持続化補助金
  • IT導入補助金
  • 自治体独自の支援制度

7-5. POSレジ連携によるコスト削減

POSレジ連携のメリット:

  • 売上管理の自動化
  • 在庫管理との連携
  • 人件費削減効果

8. 業種別おすすめサービス選定ガイド

8-1. 小売業(低リスク業種)

最適なサービス:

  1. stera pack(スモールビジネスプラン)
    • 手数料:1.98%~
    • 理由:最安手数料、小売業に最適
  2. STORES決済(スタンダードプラン)
    • 手数料:1.98%~
    • 理由:電子マネーに強み

8-2. 飲食業

最適なサービス:

  1. Square
    • 手数料:2.5%
    • 理由:持ち運び端末、PINバイパス対応
  2. Airペイ
    • 手数料:3.24%
    • 理由:多様な決済、無料導入

8-3. サービス業・美容業

最適なサービス:

  1. PayCAS Mobile
    • 手数料:2.48%~
    • 理由:サービス業に特化
  2. stera pack
    • 手数料:1.98%~(条件満たす場合)
    • 理由:総合的にバランス良い

8-4. 移動販売・イベント出店

最適なサービス:

  1. Square リーダー
    • モバイル特化、4G対応可能
    • 手数料:2.5%
  2. Airペイ(モバイル)
    • 多様な決済対応
    • 完全無料導入

9. 導入時の注意点とトラブル回避

9-1. 契約条件の確認ポイント

必須チェック項目:

  • ✅ 最低契約期間
  • ✅ 解約時の違約金
  • ✅ 手数料変更条件
  • ✅ 売上入金条件

9-2. 消費税の取り扱い

クレジットカード決済の手数料には消費税はかかりません。これは、クレジットカード決済の手数料が「非課税取引」に該当するためです。

9-3. 手数料の顧客転嫁禁止

クレジットカード決済の手数料を直接お客様に転嫁すること、つまり手数料分をお会計に上乗せすることは、原則として認められていません。これは、クレジットカード会社との加盟店契約で明確に禁止されています。

禁止事項:

  • 現金価格とカード価格の差別化
  • 手数料の上乗せ請求
  • カード利用への追加料金

10. 2025年のキャッシュレス動向と将来性

10-1. 市場規模の拡大

政府はキャッシュレス化の方針と実効策として、2025年までに40%がキャッシュレス化を実現し、将来的には80%を目指すという目標をたてているのです。

成長要因:

  • 政府のキャッシュレス推進政策
  • インバウンド需要の回復
  • デジタルネイティブ世代の拡大

10-2. 人手不足解決への貢献

あらゆる業種で人手不足が大きな問題となっており、各社とも解決が急がれますが、このような人手不足問題を解決するための方策のひとつに「キャッシュレス決済の導入」が挙げられます。

業務効率化効果:

  • 釣り銭の用意が不要
  • 迅速な決済完了
  • 売上集計の自動化
  • 現金管理コストの削減

10-3. インバウンド需要への対応

2025年4月の訪日外国人数は390万人を超え、前年同月比では28.5%増となり、過去最高であって2025年1月の370万人を上回り、単月過去最高を記録しました。

対応必須事項:

  • 多言語表示対応
  • 海外カードブランド対応
  • 非接触決済の導入

まとめ:失敗しない決済サービス選びの鉄則

最重要チェックポイント

  1. 総コストで比較する
    • 手数料だけでなく、月額費用・端末代・振込手数料を含めて計算
  2. 自店舗の特性に合わせる
    • 業種・売上規模・利用場面に最適化されたサービスを選択
  3. 将来性を考慮する
    • 事業拡大時の料率変更・機能追加の可能性
  4. サポート体制を確認
    • 導入支援・運用サポート・トラブル対応の質

売上規模別おすすめ結論

年間売上1,000万円未満:stera pack(スモールビジネスプラン) または Square

年間売上1,000万円~3,000万円:STORES決済(スタンダードプラン) または PayCAS Mobile

年間売上3,000万円以上:Square(個別交渉) または 直接契約の検討

今すぐ始められるアクション

  1. 現在の決済手数料を計算する
  2. 年間総コストをシミュレーションする
  3. 複数社に見積もりを依頼する
  4. 実際の端末を体験してみる

キャッシュレス決済の導入は、もはや選択ではなく必須の時代です。適切なサービス選択により、手数料負担を最小限に抑えながら、売上向上と業務効率化を同時に実現しましょう。


注意事項:

  • 掲載している手数料・条件は2025年6月時点の情報です
  • 実際の契約条件は各社に直接確認してください
  • 業種・売上規模により条件が変更される場合があります